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12月09日-05号

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  1. 館山市議会 2013-12-09
    12月09日-05号


    取得元: 館山市議会公式サイト
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    平成25年 12月 定例会(第4回)1 平成25年12月9日(月曜日)午前10時1 館山市役所議場1 出席議員 18名       1番  本 橋 亮 一          2番  石 井 敏 宏       3番  森   正 一          4番  瀬 能 孝 夫       5番  望 月   昇          6番  石 井 敬 之       7番  太 田   浩          8番  龍 﨑   滋       9番  石 井 信 重         10番  本 多 成 年      11番  三 澤   智         12番  鈴 木 正 一      13番  内 藤 欽 次         14番  秋 山   貴      15番  榎 本 祐 三         16番  福 岡 信 治      17番  吉 田 惠 年         18番  鈴 木 順 子1 欠席議員  なし1 出席説明員  市     長  金 丸 謙 一     副  市  長  田 中   豊  会 計 管 理 者  藤 平 誓 志     市 長 公 室 長  鈴 木 千佳士  総 務 部 長  鎌 田 洋 司     健 康 福祉部長  西 川   隆  経 済 観光部長  上 野   学     建 設 環境部長  鈴 木 雄 二  教 育 委 員 会  出 山 裕 之     教育委員会次長  忍 足 俊 之  教  育  長1 出席事務局職員  事 務 局 長  小 柴 正 典     書     記  櫻 井 保 志  書     記  松 浮 郁 夏     書     記  関 口 陵 子  書     記  小 髙 恒 夫     書     記  前 田 一 樹  書     記  粕 谷 政 雄1 議事日程(第5号) 平成25年12月9日午前10時開議 日程第1 議案第58号 財産の取得について                           議案第59号 指定管理者の指定について                   日程第2 議案第60号 平成25年度館山市一般会計補正予算(第3号)              議案第61号 平成25年度館山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)        議案第62号 平成25年度館山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)       議案第63号 平成25年度館山市介護保険特別会計補正予算(第2号)          議案第64号 平成25年度館山市下水道事業特別会計補正予算(第2号)    日程第3 議案第65号 館山市職員給与条例の一部を改正する条例の制定について          議案第66号 平成25年度館山市一般会計補正予算(第4号) △開議午前10時00分 ○議長(本橋亮一) 本日の出席議員数18名、これより第4回市議会定例会第5日目の会議を開きます。 △議案の配付 ○議長(本橋亮一) 市長から議案の送付がありましたので、これを受理し、既に各議員に配付してございますので、御了承願います。 本日の議事は、お手元に配付の日程表により行います。 △議案の上程 ○議長(本橋亮一) 日程第1、議案第58号及び議案第59号の両議案を一括して議題といたします。 △質疑応答 ○議長(本橋亮一) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて40分以内といたします。 通告がありますので、順次発言を許します。 10番本多成年議員。御登壇願います。         (10番議員本多成年登壇) ◆10番(本多成年) おはようございます。それでは、議案についての質問をさせていただきます。 議案第59号でございます。指定管理者の指定について質問をさせていただきます。生活協同組合コープみらいを元気な広場の候補者として決定しておりますが、管理費前年比200万、この増について具体的な施策は何かご説明をお願いいたします。 お答えによりまして再質問させていただきます。どうぞお願いします。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) おはようございます。私のほうからも鈴木忠夫元議長の御冥福を心よりお祈り申し上げたいと思います。 では、本多成年議員の質問にお答えいたします。議案第59号指定管理者の指定についての具体的な施策ですが、平成26年度以降、地域における子育て支援を展開するために、公民館やこども園等公共施設で新たに出張ひろばを実施するほか、会員数が増加しているファミリーサポートセンター事業を充実していきます。出張ひろばのために職員1名を配置するほか、元気な広場の利用者の増加に対応して、施設長ほかスタッフを1日3名体制とするなど、人員配置を厚くする予定です。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) それでは、何点か質問させていただきますが、200万円の増については、人件費として考えてよいのかというふうに思いますが、実際に今市長から公民館とかというふうな具体的なお話がありましたけれども、実際この事業、具体的にどのようなところで実施するというふうな予定はもう決まっていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 出張ひろば実施場所についてでございますけれども、現在公民館やこども園などを想定しています。 ただ、この事業につきましては、県の安心こども基金を活用して実施するため、そのような助成要件をクリアしつつ、事業効果の見込める場所を今後検討していきたい、また議決後には業者と協議していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) それと、事業の内容なんですが、具体的にどのような内容をやるということはもうあるんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 実際、今現在元気な広場でやっている内容を出張ひろばで行おうと考えております。具体的には在宅の親子を対象に、広場でお母さん方が安心してくつろいだり、子供が自由に遊んだりすることができるよう、スタッフが気配りしながら見守っていこうと。また、利用者相互の方が交流し、その中で子育ての悩みやそういうストレスというんですか、子育てのストレスなどを少しでも和らげる、軽減できるような、そういうような事業を今のところ考えているところです。今やっている元気な広場とほぼ同じ内容を考えております。 以上です。
    ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) 具体的な場所、事業内容について今お聞きをできたわけなんですけれども、それと先ほどお答えの中でファミリーサポート事業と、これ充実をさせたいといった、これは市長も大分肝いりの事業だと思うんですけれども、実際にファミリーサポート会員の数というのは今現在どのくらいあるか教えていただけますか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 会員の数ですけれども、3つの会員に区分することができます。おまかせ会員、これはそういう子供を受け入れるというんですか、そういう方が37名、また子供を預けたいという、これはおねがい会員というんですけれども、その方が243名、おまかせ会員とかおねがい会員両方に登録されている方が20名ということで合計で300名の会員がいます。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) かなり大勢の方がいらっしゃると。その中でも、ちょっとおまかせ会員といいますか、お世話をしていただける方の会員数が少し少ないのかなと、これが実際に事業の妨げになっているかどうかわかりませんけれども、実際私が元気な広場、ずっと注目をさせていただいているんですけれども、その当時にあそこに持ってきた大きな理由は何なのかと、これを当初から私大きな声で言っているんですけれども、そのときのお答えが近くにコミュニティセンターがあると、そういった中で高齢者の方々、お年寄りの方々と交流できると、これがあそこに設けてきた一番の大きな理由なんだと、こういった説明を受けてきたわけなんですが、それと絡んでの質問になるかと思うんですけれども、おまかせ会員の中というのは、やっぱりお年寄りの方というのは会員いらっしゃるんですか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 今おまかせ会員の中に高齢者といいますか、60歳以上の方が8名いらっしゃいます。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) 今回の議案についての絡みがそこにあるかどうかというのはちょっと私もあれですけれども、わかりませんけれども、私も今後やはり8名いらっしゃるということは、大変私心強いことなのかなというふうに思います。おまかせ会員の話の中で8名の方が、またいろんな情報交換の中で役に立てるようなことを皆さんにこうやって広めていただけるといったことがやっぱりひとつ大きな効果になっていただければいいのかなというふうに思っています。 私が、前に若潮ホールなどを使ってといった提案もさせていただいたこともあるんですけれども、今までの、昨年までの実績見ると、やはり地域によって今の現在の元気な広場を使っている方々の分布がさまざまであると。どうしても少ないところの現状を見れば、利用者が少ないというよりは、その地域のやっぱり小さいお子さんが少ないと。だから、結局的には利用者が少ないといった傾向にもあるのかなというふうに思います。実際に要望があるところにぜひそこはきちんとリサーチをして、またどうなんですか、この1年で設置場所というのはこれ移動できるんですか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 先ほど答弁申し上げましたけれども、県の安心こども基金を活用して実施する予定でございます。その補助の要件の中に、同一場所で週1日から2日という要件がありますので、場所については、ほぼ同じ場所で1年間やっていくというようなことで考えております。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) 議員が御指摘のように、まずおまかせ会員というのはもっとふえないと困るなということと、またおまかせ会員の中で高齢者がやはり移動するのに近いところだったらできるよという人もいらっしゃる。もう一つは、地域ごとのバランスが非常にたくさん利用している地域と、それから少なく、ほとんど利用がされていない地域とあるので、そういうところで公民館とかこども園とか、そういうところを中心にして出張してそういうニーズをふやしていこう、また満たしていこうということでしております。 ただ、これの事業というのが1年間通してみないと、なかなかそういうものはどういうような形なのかとわかりませんし、いろんなニーズ、そういうものもどうなっているのかというのを把握にちょっとかかるものですから、1年間やってみようという形で考えております。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) 大体お話はこれで伺えたのかなと思うんですが、今の部長の説明なんかですと、この1年である程度成果というものはやっぱり得ていかなくちゃいけないと。 ただ、これ実際には県のもし単年度事業ということであれば、これ1年では困るわけです。何年こうあって、やっぱり先にある程度事業を継続できるような形で、今後やっぱりこの事業を展開していっていただきたいと。そういった面での今後の補助制度の見通しといったものについては、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 県の基金の見通しについては、現在のところちょっと県に確認しましても、はっきりした回答はいただけませんでした。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) それでは、最後の質問というわけじゃございませんけれども、やはりこうやって元気な広場の事業が始まって数年経過して、ある程度確立したものができてきたと。それによって、若い方々が館山に定着するといった、これが今市長の目指しているやっぱり定住の一つの大きなセールスポイントだと思うんです。それをやっぱりこれから館山市の中で広げていこう、これは私も前から言ってきたことですし、大いに賛成をしたいというふうに思っています。ぜひ次年度以降も、ひとつこの事業を継続していくと、そういった思いみたいなものをひとつ市長、一言お願いできませんか。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) おっしゃるとおりなんです。やっぱりこれを1年とかそれで終えたら意味がないんで、一応取っかかりとしてそういうものを目指しています。ですから、コープみらいのほうにするのも単年度じゃなくて、期間を延ばした中でお願いするということでございます。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) ぜひ継続性のある事業としてやっていただきたいというふうに思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(本橋亮一) 以上で10番本多成年議員の質疑を終わります。 以上で通告者による質疑を終わりますが、通告をしない議員で御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。 △委員会付託 ○議長(本橋亮一) ただいま議題となっております両議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。 △議案の上程 ○議長(本橋亮一) 日程第2、議案第60号乃至議案第64号の各議案を一括して議題といたします。 △質疑応答 ○議長(本橋亮一) これより質疑を行います。 通告がありますので、順次発言を許します。 なお、発言の際はページをお示しくださるようお願いいたします。 13番内藤欽次議員。御登壇願います。         (13番議員内藤欽次登壇) ◆13番(内藤欽次) こんにちは。さきに通告しました質問をさせていただきます。答弁によりましては、再質問させていただきます。 議案第60号平成25年度館山市一般会計補正予算、1つ目、25ページ、民生費、地域密着型サービス施設整備事業、具体的にはどのようなものなのでしょうか。 2つ目、31ページ、農林水産業費、そこの中にある域学連携とはどのようなものでしょうか。 3つ目、37ページ、教育費、小中校の改修、営繕とは具体的に何でしょうか。 4つ目、41ページ、災害復旧費、台風26号の被害状況はどのようなものだったのでしょうか。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 内藤欽次議員の質問にお答えいたします。 議案第60号に関する第1点目は、健康福祉部長から答弁いたします。 2点目は、経済観光部長から答弁いたします。 3点目は、教育長から答弁いたします。 次に、第4点目、災害復旧費についてですが、台風26号の被害状況については、国の公共土木施設災害復旧事業の対象となる被害としては、河川の護岸崩壊が準用河川、作名川並びに普通河川、巴川及び蟹田川の3河川において4カ所、合計延長で56メートルの区間で生じました。これらについては、コンクリートブロック積みや、かごマット護岸での復旧工事を計画しています。また、館山市が管理する北条中央排水路の下流部で2級河川、境川に合流する手前の護岸、延長20メートルの区間の崩壊があり、これについては周辺の状況により、鋼製の矢板を用いた工法で復旧工事を実施する予定です。その他、道路や河川への倒木、土砂崩れ等の被害が23件となっています。 ○議長(本橋亮一) 出山教育長。         (教育長出山裕之登壇) ◎教育長(出山裕之) おはようございます。議案第60号に関する第3点目、小中学校の改修についてですが、今回の工事は9月に実施した小中学校及び幼稚園の緊急安全点検の結果、早急に対策を要すると判断した箇所の改修工事などです。具体的な内容は、館山小学校のブランコ及び豊房小学校アスレチック遊具の更新並びに第三中学校の校庭フェンスの改修及び房南中学校体育館軒天の撤去などです。今後も学校施設安全管理に努めてまいります。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 議案第60号に関する第1点目、地域密着型サービス施設整備事業についてですが、この事業は地域密着型サービス施設を整備する事業者に対し、千葉県介護基盤緊急整備等臨時特例交付金実施要綱及び千葉県地域密着型施設等開設準備支援等事業交付金実施要綱に基づき、施設の整備やその開設準備に必要な経費について補助金を交付するものです。 今回減額補正をする理由ですが、本年6月議会で小規模多機能型居宅介護施設及び定期巡回・随時対応型訪問介護看護施設の整備を計画していた事業者に対し、介護基盤緊急整備特別対策事業補助金として3,500万円、地域密着型サービス施設開設準備支援等事業補助金として540万円を交付する予定で増額補正をお願いしました。しかし、補助対象事業者から既存の老朽化した医療施設を取り壊して新たに地域密着型施設と併設して整備することなどにより、設計変更の必要が生じ、補助期限までに事業が完了できないとの報告を受けたため、今回減額補正をしようとするものです。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 議案第60号に関する第2点目、域学連携事業についてですが、少子化、高齢化による全国的な問題として、地方では人口流出による地域の衰退が進みつつあるとともに、大学側も学生の減少に伴い、大学の運営や維持が困難な状況が生じつつあります。域学連携とは、このような相互の課題解決の一つの方策として期待されているもので、地方に不足ぎみの学生たちの若い力や大学教員の専門知識を導入し、地域と大学の連携、さらには複数の大学の連携により、地域住民とともに地域の課題解決地域づくりに取り組むことで、地域の活性化と人材育成に資することを目的とする地域づくり活動を支援するために国が推進する形態で、全額国費が充当されます。 以上でございます。 ○議長(本橋亮一) 内藤欽次議員。 ◆13番(内藤欽次) 2番目の域学連携について質問したいと思います。 説明によりますと、以前とは大分違ってきたという感があって、こういうものを行うというのは何か不思議な感じがしますが、では具体的にはどのようなものをやろうということなんでしょうか。それは所期の目的をうまく達成できるんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) まず、具体的にどのような事業を実施するかでございますけれども、大都市圏の3大学、これは千葉大学のほかに東京大学と九州大学の3大学でございますけれども、その大学に所属する学生、それからヨーロッパの5大学、これはパリとかポルトガルとかドイツとかというところでございますけれども、こういう国内外に在籍する学生、大体20名ほどが館山市の塩見にあるカヤぶきの古民家に滞在しながら、地域住民と協働で屋根のふきかえ、あるいはカヤ刈りの作業、それから畑仕事などの実践活動を行うという事業でございます。 それから、この取り組みは所期の目的をというお話でございますけれども、これは事業効果ということにつながるかと思うんですけれども、まず4点ほど御説明したいと思うんですけれども、客観的な視点を持った人材が入ってくるということによって、地域の活性化が図られるということが1点目。それから、大学という高度な専門的な知識を持った方たち、そういうことによる地域へのフィードバックが期待できると。3点目は、将来の地域づくりを担う人材の育成ができると。最後に、地域の空き家を生かした交流拠点施設の形成、そういうことが期待できるということでございます。 ○議長(本橋亮一) 内藤欽次議員。 ◆13番(内藤欽次) 今カヤぶきの建てかえということですが、そのことをやって、あとそのカヤぶきのうちを何か利用することは考えているんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) これは先ほども御答弁申し上げましたけれども、この空き家をカヤぶきを再整備をして、今後は大学だけではなくて、当然地域の住民の方あるいは観光客の皆様、こういう方たちが自由に交流できる、そういう交流拠点、触れ合いの場として利活用していきたいというふうに考えております。 ○議長(本橋亮一) 内藤欽次議員。 ◆13番(内藤欽次) わかりました。 それでは、次、3番に行きます。緊急性のものをやるんだということでいろいろ挙げられましたけれども、ほかにこういうものがあるんだとかという要望とか、そういうものは小中学校には何かあるんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 忍足教育委員会次長。 ◎教育委員会次長(忍足俊之) 合同点検の結果も踏まえましてお答えをさせていただきます。 9月に実施しました緊急安全点検の結果で、既に軽微なものは対応をしております。遊具の補修ですとか道路のでこぼこを直すだとか、そういうものについては、既に補修が終わっています。今回補正でお願いしますのは、やはり少しは予算がないとできないものということで、館山小学校、また豊房小学校の遊具、また三中の道路側のフェンスの補修等がございます。そのほかに、屋上の防水が非常にきつくなってきているところの設計ですとか、そういうものもございます。 なお、補正の内容と比較して緊急度の低いものというか、金額的にも多額の経費がかかるものにつきましては、新年度予算の中で検討をしているところでございます。 ○議長(本橋亮一) 内藤欽次議員。 ◆13番(内藤欽次) それでは、4番目に移ります。答弁を聞くと、かなり被害が大きいのかなというふうに思いました。小さいものも何点かあるということでしたけれども、その他何か残っているようなもの、やり残してあるようなもの、そういうものはないんでしょうか。ほぼ完成させたということが言えるんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 鈴木建設環境部長。 ◎建設環境部長(鈴木雄二) 災害関係の対応につきましては、国の補助を受けて対応するものと市の単独で対応するものとに分かれます。国の補助を受けて行うものにつきましては、災害査定という作業がございますので、そちらのほうを待っての作業になりますので、これからの対応になります。 それで、市の単独で行うものにつきましては、先ほど答弁の中にありましたとおり、道路や河川への倒木、土砂崩れ等の被害が23件という形でお答えさせていただいておりますが、これについては速やかに対応するものと、予算に応じてこれから対応するものとに分かれます。こういった土砂崩れとか倒木、木が倒れて道路をストップさせてしまっているという状況、こういった場合につきましては、館山市建設協力会という組織が対応していただけることになっております。この団体につきましては、建設関係の事業者などで組織されております任意の団体でして、道の日とか防災訓練、こういった行事でのボランティアや災害時の対応などをしてくださっております。過ぎた9月の広報紙の「だん暖たてやま」、こちらのほうの表紙にも載った方々になっております。災害時などの非常時につきましては、この建設協力会のほうにお願いしまして、対応可能な会員の事業者さんに依頼することになります。今回の場合、23件のうち19件につきましては、この建設協力会のほうで早急に対応してくださいました。また、残りの4件につきましては、現在発注済みでございますので、早期の対応を図っていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 内藤欽次議員。 ◆13番(内藤欽次) ほぼやられているということですが、まだまだ実際には小さいこととかいろいろなものがあるかと思いますが、協力会などに頼んで、ぜひともきちんとやっていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(本橋亮一) 以上で13番内藤欽次議員の質疑を終わります。 次、3番森 正一議員。御登壇願います。         (3番議員森 正一登壇) ◆3番(森正一) おはようございます。通告に従いまして質問させていただきます。 議案第60号平成25年度館山市一般会計補正予算(第3号)に関してお伺いいたします。大きな1、説明資料は18ページになります。3款民生費、4項生活保護費、2目扶助費におきます生活保護事業の医療扶助費についてお伺いします。被保護者の増加による医療扶助費の増ということで、見込み延べ人数が補正前は6,300人であったのが、補正後は6,422人とありますが、被保護者の増加の実人数というものはどうなっていますか。また、この増加の主な要因は何でしょうか。 大きな2、説明資料は19ページになります。4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費の地域医療体制推進事業のコミュニティ医療推進活動支援補助金及びコミュニティ医療推進基金管理事務におけるコミュニティ医療推進基金積立金についてお伺いします。積立金の財源内訳を見ますと、その他が1億333万円、一般財源が1,000万円となっておりますが、その他の部分に関しましては、全てふるさと納税による寄附金なのでしょうか。 それから、一般財源からの1,000万円という金額の根拠についてお伺いします。 また、その他の財源からの積立金1億333万円のうちの9,572万円をコミュニティ医療推進活動支援補助金として計上しておりますが、これは寄附者の意向により、それに充てられたものなのでしょうか。 そして、この項の最後に、コミュニティ医療推進基金積立金は、例えばですが、子ども医療費の助成などにも使えるものなのでしょうか。 続きまして、大きな3点目、説明資料は20ページになります。6款の農林水産業費、2項林業費、1目林業振興費の松くい虫防除事業についてお伺いします。追加伐倒見込み本数が約260本とかなり多くなっておりますが、これは当初の見込みよりも被害が大きくなったということでしょうか。 次に、大きな4、説明資料の20ページ、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費の中小企業融資事業の中小企業融資補填金についてお伺いします。千葉県信用保証協会が代位弁済しました市制度融資案件につきまして損失補償を行うということですが、館山市中小企業資金の融資に関する条例によります貸し付けを受けた事業者が債務を履行できない状況に陥り、市が同条例の第8条に基づき、損失補償を行うということなのでしょうか。また、過去にもこのようなことはありましたか。そして、この条例による貸し付けを行うかについての審査というのはどの機関が行っているのか、御説明願います。 次に、大きな5番目、これも説明資料の20ページになります。8款土木費、4項港湾費、1目みなと振興費のみなと施設整備事業における不動産鑑定料についてお伺いいたします。渚の駅たてやま商業施設棟整備後の駐車場の不足を解消するために、新たな駐車場用地購入に向けた不動産鑑定を行うとありますが、鑑定場所が旧安房水産高等学校敷地となっておりますが、具体的な場所というのはどこになるのでしょうか。また、この新たな駐車場の容量、つまり車が何台置けるかということですが、御説明をお願いいたします。 最後に、大きな6、説明資料の21ページになります。10款の教育費、2項小学校費、2目教育振興費におきます小学校教育振興事業及び3項の中学校費、2目教育振興費の中学校教育振興事業におきます電子黒板の整備事業についてお伺いいたします。補正前が中学校分9台となっております。当初予算ではたしか4台ということでしたが、この違いを御説明お願いいたします。 それから、実際に授業で利用し始めたのは2学期ということだと思うんですが、この3カ月という短期間の中で新たに補正で追加するということは、費用に対する効果が大いに期待できるということが判明できたのでしょうか、御説明お願いいたします。 最後に、緊急雇用創出事業といたしまして、ICT支援員を2名雇用しまして、操作方法の指導や授業の中における補助などを行っておりますが、配備する学校施設が増加し、授業での使用頻度が上がった場合におきましても、この支援員の増員に関しましてはしなくても大丈夫なのでしょうか、以上、御説明お願いします。 御答弁によりましては、再質問をさせていただきます。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 森 正一議員の質問にお答えいたします。 議案第60号に関する第1点目は、健康福祉部長から答弁いたします。 次に、第2点目、コミュニティ医療推進に関するコミュニティ医療推進基金積立金の財源内訳の1億333万円についてですが、これは全てふるさと納税による寄附金になります。 次に、一般財源からの1,000万円の金額の根拠についてですが、館山市としてはコミュニティ医療推進事業に対して積極的に推進していきたいと考えていますが、本年3月にコミュニティ医療推進基金を設置した後、館山市が実施しようとしているコミュニティ医療推進事業に対する深い御理解をいただいたことによる安房管内の医療関係者や医療分野に携わる企業などからの寄附額の増加に伴い、当面寄附総額の約1割である1,000万円をコミュニティ医療推進基金に積み立てることとしました。 次に、コミュニティ医療推進活動支援補助金として計上している9,572万円についてですが、積算の根拠として寄附者の意向も勘案し、社会福祉法人太陽会が現在建設中である(仮称)安房医療福祉専門学校の建設費に対して補助する予定として計上させていただきました。 次に、コミュニティ医療推進基金積立金を子ども医療費の助成に用いることについてですが、コミュニティ医療推進事業として、館山市では地域や安房医師会などと連携して推進していこうとする取り組みをしているところであり、主に近隣市町など他の地域も含め、連携を深めていこうとするものです。具体的には健康や医療の情報を共有し、医療関係者の人材確保も含めた医療資源の充実を図りながら、疾病予防等、新たな可能性を探ろうとするものや、高齢化社会に対応するための体制構築などが挙げられ、これらを一体的に捉え、人生の質を向上させるための総合的なまちづくりを目指していきたいと考えています。現時点で子ども医療費の助成に用いることは考えていませんが、例えば安房医師会等と連携し、疾病予防効果の検証を行うといった分野などは助成等の対象となるものと考えています。 次に、第3点目、松くい虫防除事業における松枯れの状況についてですが、千葉県管理の平砂浦海岸や館山市管理の館山湾沿岸の松林は、これまで春の薬剤散布による防除と冬の伐採による駆除を強化してきました。この結果、被害は減少傾向にありますが、食いとめるには至っていません。このようなことから、松くい虫を媒介するカミキリムシが春に羽化するまでの間に、明らかに枯れた松だけでなく、まだ枯れていなくてもカミキリムシの幼虫が内部に生息することが予見される松も含めて早目に処分することにより、松に害を及ぼすカミキリムシを撲滅することを目指して、伐倒費用の増額補正をお願いするものです。 次に、第4点目、中小企業融資補填金についてですが、これは館山市中小企業資金の融資に関する条例第8条の規定により、損失補償を行うものです。過去においては、昭和33年の条例制定からこれまでの間に、今回を除き9件の事例があります。本制度を活用するに当たっては、まず融資を受けることとなる金融機関で審査を受け、金融機関の意見を付して館山市に申請することとなります。館山市においても法人であれば決算書の写し、個人であれば確定申告の写しといった経営状況を知るための書類を提出していただくほか、市内で1年以上、同一の事業を営んでいること、市税の完納者であることといった資格の確認を行います。さらに、千葉県信用保証協会の信用保証を受けられることが必須の要件となるため、同協会により債務や経営の状況についての審査を経て、融資が実行されることとなります。 次に、第5点目、不動産鑑定委託料についてですが、購入に向けた不動産鑑定を行う場所は、新井海岸と道路を挟んだ反対側です。旧安房水産高等学校においてテニスコートとして使用されていた土地で、普通乗用車で換算すると約120台の車を収容することが可能となります。 第6点目は、教育長から答弁いたします。 ○議長(本橋亮一) 出山教育長。         (教育長出山裕之登壇) ◎教育長(出山裕之) 議案第60号に関する第6点目、電子黒板整備事業についてですが、中学校への電子黒板の配備台数については、平成25年度当初予算ではテレビタイプの機種4台を配備する予定でしたが、各中学校の関係教職員を交え、電子黒板のデモンストレーションを複数社から受け、協議した結果、導入する電子黒板は場所をとらず、移動が容易な機能内蔵プロジェクタータイプとすることに決定しました。プロジェクタータイプは、テレビタイプに比べ安価であったため、予算の範囲内で各中学校のクラス数を勘案して再配分し、9台を導入したものです。 次に、電子黒板の効果についてですが、2学期から中学校に電子黒板を用いたところ、以前に比べ、わかりやすい授業が展開され、生徒の学習意欲の向上にもつながり、確実に効果を発揮していると報告を受けています。将来的にも全小中学校に電子黒板を配備したいと考えていたところ、このたびふるさと納税による寄附をいただいたことから有効活用を検討した結果、電子黒板の購入に用いることが適当と考え、追加導入をしようとするものです。 次に、支援員の配置についてですが、支援員は初期導入に当たって配置するもので、教職員が電子黒板の活用を習得した後は、使用頻度にかかわらず、支援員の配置は不要となるものと考えています。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 議案第60号に関する第1点目、生活保護事業の医療扶助についてですが、本年11月末現在の生活保護受給者は670人で、昨年の同時期と比較すると21人の増となっています。また、そのうち医療扶助の適用を受けている方は本年11月末現在で546名で、昨年同時期よりも22名の増となっています。生活保護受給者の増加の主な要因についてですが、生活保護を申請する理由として、年金収入が全くない、または年金収入があっても生活を維持していける額に満たない、あるいは疾病や障害により収入が大幅に減少したというようなことを挙げる方が多く、これらの理由が半数以上を占めています。このような方が増加していることが被保護者の増加の主な要因と考えています。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) 御答弁ありがとうございました。それでは、幾つか再質問のほうをさせていただきたいと思います。 まず1点目に、大きな1番目の医療扶助費の件でお伺いいたします。22人の増ということなんですが、補正額でいきますと3,000万円を超えています。22人で3,000万円というのは高額だという感じがするんですが、大きな比率等、高額医療がかかってしまうようなものがあったので、こんなに高い金額になったということでよろしいでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 医療扶助の大きな要因といたしまして、2点考えられると思っています。1点目が、入院患者の増、これが1つ目の大きな要因と考えております。この平成25年の11月で入院されている方は56人で、昨年の同時期よりも7名の入院患者が増となっております。 また、2点目は、1人で高額な医療費にかかっているケースがありますので、そのような2つの要因が医療扶助に大きな影響を与えていると考えております。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) 今1点だけ高額なのがあったということですけれども、具体的な数字でいうと、1件でどれぐらいかかっているんですか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 今まで4月から11月までの中でレセプト点検の結果、一番高額なものが医療費の支払いで見ると1,000万円以上が1件ございました。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。恐らく心臓とか脳とかそういった関係だと思いますので、生活習慣のほうの指導のほうを今後強化していって、高額医療にかかってしまう状況になる以前に食いとめられるようなことを積極的に進めていただければと思います。 2点目、コミュニティ医療の件ですけれども、まず1点目、具体的にはその他で1億333万円のふるさと納税があったということなんですけれども、このうち建設費に関して、そういう施設をつくるのに対して寄附していただいた額というのは、このうちのどれくらいの割合を占めているんですか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 1億333万円のうち、建設についての意向があったのは全て建設のほうということで意向がございました。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。すごい額ですね。それだけ今回の市のほうで立てた施策に対して共感をいただいて、この結果だと思いますけれども、1億333万円全てがこの意向だったということに対しまして、使われたのは9,572万円で差があるんですけれども、その差というのはどういったことでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 寄附をいただいた額の一部につきましては、市で進めていますコミュニティ医療推進のための事業全体を運営するための経費として基金のほうに積み立てております。このようなことにつきましては、寄附者と協議をいたしておりまして、おおむね5%程度を全体の運営費として使うことで理解をいただいておるところでございます。現段階で看護師の養成いただく寄附金が……先ほど申しわけございません。1億333万と申しましたけれども、看護学校の寄附の金額は1億75万円でございました。訂正させていただきます。その5%を差し引いた9,572万円を今回の補正として上げたところでございます。寄附金の看護師の意向については、訂正させていただきます。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。今回の建設によって、地元での看護師不足の解消が少しでも緩和されればいいなと思います。わかりました。 続きまして、3点目、松くい虫の防除関係なんですけれども、当初の予想よりもずっと松くい虫の被害の進行が早いのかなというふうな感じがするんですが、効果的な防除はできているのかなというところなんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 先ほど市長答弁でも申し上げましたけれども、春の薬剤散布による防除と冬の伐採による駆除、これまで強化してきております。 ただ、実際に松くいの被害に、減少傾向にあるとしながらもあるということなんですけれども、まだ食いとめるまでに至っていないという現状でございます。強化のほうはしっかりとやっているということでございます。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) さっき答弁の中で、まだ枯れていなくてもカミキリムシの幼虫が内部に残っているという、予見される松も含めて処分ということですけれども、枯れた松の周囲を伐採するということで、まだ枯れていなくても切ってしまうということでよろしいでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) これは枯れていないものを全てもとから切っちゃうということはないんで、やはり専門家が見て、これは内部にいるだろうと、この枝は危ないとか、この幹は危ないというのを切るということです。今回これだけ多額の費用を補正させていただくのは、春に薬剤散布をしたんです。冬に伐倒していました。 ところが、こちらのほう、館山市におきましては、カミキリムシは動き出すのが早いんです。ですから、今回補正でお願いしたのは、動き出す前に措置できるものは措置して、なるべく予防も含めた中でしっかりやっていかなきゃいけないということでお願いしているところなんです。やはり当初予算になりますと、議会が終わってから発注して動き出すのが、もう動いちゃっているんです。動いちゃっていると、これは広がっちゃうわけで、その前に何とか食いとめたいということで、今回大きく補正をさせていただきました。これで何とか食いとめたいと思っております。というのは、市民ブランドにおきましてもすばらしい松が残っているんです。これを枯らしちゃうわけにいかないと。その松があそこまでになるのに、やはり何十年、100年以上たっている松もあるというのをお聞きしていますし、そういうものを枯らしちゃいけないということで、今回計上させていただきました。御理解いただきたいと思います。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。私もよく市民グラウンドのほうは、ほぼ毎週使用させていただいていまして、年々松が減っていくのを実感しています。ことしもかなり大きな、もう本当樹齢何十年、市長おっしゃるように100年近いような太い松なんでしょうね、もう上の真っ茶々というか、茶色になって、すぐ隣には元気そうな松いるんですけれども、恐らくそれももう既に何か中に入っているんじゃないかなという気がしているんです。ですから、やっぱりすごく歴史を持ったすばらしい松もありますので、保全に努めていっていただきたいと思います。 あともう何点かこの件ですけれども、伐倒した松の処分料というのはこの中に含まれているんでしょうか。恐らくウッドチップや何かにされると思うんで、それ売れたりするんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 処分の費用も含めて計上してございます。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) この松のチップになった状態で売れるようなものはないんですか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) それも業者のほうと、また実際に使えるものがあるのかどうかということも含めて協議をして進めてまいりたいと思います。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。よろしくお願いします。 続きまして、4番目、融資資金の補填の件なんですけれども、金融機関の審査と信用保証協会の審査も含めた上で市のほうで書類等あるいは納税とかの確認をした上でもやっぱり出てしまうということですよね。以前にも何件もあったということなんですけれども、そんな多い数じゃないのかなと、昭和33年以降ですから思うわけですけれども、現在今は消費税5%なんですけれども、今後8%に増税されるという状況の中において、市内でも今現在の消費税も納めるのが厳しくて、借り入れをしてその分を納めているという方もいるんです。その中で、8%に上がった段階で、さらにこのような事態が増加するような気もするんですが、その辺の見通しというのはどうでしょうか。
    ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 消費税が8%に増税になった場合のことでございますけれども、これはその対策といたしましては、万一返済に支障が生まれる、あるいはそういうおそれがあるという場合には、金融機関による返済期間の延長あるいは毎月の返済額の減額といった約定変更の手段もございます。したがいまして、市のほうに御相談いただきたい。あるいは金融機関や信用保証協会もこういった変更には応ずるということを示していただいておりますので、具体的には市のほうへ御相談いただければなというふうに考えております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。手厚いというんですか、対応していただきたいんですが、実際に融資を受けている方々には、こういったこともできますよというのはアナウンスされているんでしょうか、今言ったことです。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 消費税の8%の件は直近のお話だと思いますが、事前に貸し付けの融資の申し込みがあったときに、制度の内容などにつきましてはお話をさせていただいておりますので、先ほど来お話のあった消費税の件につきましても対応策などについて事前に措置しているということでございます。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。よろしくお願いします。 あと今回多分登載されたということだと思うんですが、2件あって、市のほうで補償、補填しているわけですけれども、これは実際に負債抱えた負債額に関してどのぐらいの割合で市のほうが負担するような制度になっているんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 市のほうの負担についてでございますけれども、これは条例の中に市が補償する規定がございまして、代位弁済額の10分の8を乗じて得た額のさらにまた10分の2に相当する額を限度として補填をするということになっております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。 10分の8の10分の2ということは16%ということで、1,000万持った、潰れた場合には160万円です。じゃ、この補填に関して、よくあると思うんですけれども、いわゆる保険なんかの制度というのは市が保険料を払って、これが起きた場合にそっちの保険屋さんから入るような、そういう仕組みというのはあるんですか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) これは信用保証協会のほうに確認をいたしましたけれども、損失補填をした場合の自治体に対しての保険制度はございません。 ただし、代位弁済の事業者が完済するまで無期限に回収請求が行われる仕組みになっておりますので、回収できれば、その代位弁済したお金が返ってくると、戻ってくるという、そういう仕組みにはなっております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。 次、駐車場の件で再質問させていただきます。バスの受け入れに関して気になるんですけれども、今現在バス4台ぐらいでしたっけ、とめられるのは。あると思うんですけれども、商業施設、物販棟とかできた場合には、今以上にバスのほうも入ってくると思うんです。先ほど120台分の普通車という換算なんですけれども、そちらのほうにもバスのスペースはつくられるわけですよね。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 現在のバスの駐車のスペースは4台でございますので、当然新しい駐車場のほうにもバスのとめられるスペースを考えていきたいと思っております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。バスで来た場合、トイレ側の駐車場に直接行って、お客さんをおろしていって歩いてくる、特に雨のときとか大変だと思うんですけれども、一度やっぱり中でおろして、バスだけ行って、また迎えに来るとか、そういった形で対応はしていただけるということでよろしいでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 今議員がおっしゃったように、一旦渚の駅の中でお客様をおろしていただいて、バスだけ別の駐車場、今度用意できると考えている駐車場のほうで待機をしていただくというふうに考えております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。 あと夏の海水浴シーズンですと、海水浴というか、よく水上ジェットスキーですか、の方も結構いらっしゃるんですが、そういった方もこの駐車場の利用というのは可能な形でしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 新井海岸のほうの駐車スペースでございますけれども、これはことし今年度、従来からのいろんな問題を解決するために一部造成、土を入れたり、それからロープを張ったりということで対応して、路上の駐車などの対策も講じております。中側のほうは90台ぐらいの車がとめられるスペースがございますので、こちらのほうで対応してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。 あとテニスコートの部分ということなんですけれども、恐らく海岸の通りから建物か何かあって、その奥側なんです。そこだけだと入り方とかも大変だと思うんで、恐らく前まで全部購入して建物を潰して、バスなんかだと坂がきついですね。なんで、スロープをゆっくりつくって入れる形をとるということですが、多分造成費用とかすごくお金がかかってくるんじゃないかなと想定はしております。 あと土地の購入に関してなんですけれども、これからだと思うんですが、公共性を有する今回の場合には、県の土地を購入する場合に普通の市場価格と比べて何割かは安く購入できるという形はあるんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) これから検討、しっかりと協議をしていきたいと思っております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。以前どこかで公共性の高い場合、市とか自治体が譲り受ける場合は安価になるということをお伺いしたこともありますので、協議の上、なるべく有利な形で譲渡を受けるように頑張っていただければと思います。 じゃ、最後に電子黒板のことについて再質問させていただきたいと思います。先ほど機能内蔵プロジェクタータイプという形であるということをお伺いしたんですが、私も幾つかインターネットとかで見たことありますが、実際に現物見たことないんです。簡単に言葉でわかる範囲で説明いただけたらと思いますが。 ○議長(本橋亮一) 忍足教育委員会次長。 ◎教育委員会次長(忍足俊之) 電子黒板につきまして、説明をさせていただきます。 やはり見ていただくのが一番早いかと思いますけれども、イメージしていただけるような範囲でお話をさせていただきます。電子黒板自体、画面に描いた内容を電子的に変換することができるものということで言われておりますが、黒板ですので、消したり書いたり、そういうものは当然できます。その機能にプラスして、書き込んだ図形をその画面上で回転をさせたり、その画面上で操作することによって、ほかのところにある動画等も表示できるというような機能がございます。 当初予算で検討していたテレビタイプのものはスクリーン、大型テレビのようなものがパソコンにつながっているのをイメージしていただければわかりいいかと思いますが、その専用のスクリーンも一体型のものでセットされたものでした。プロジェクタータイプ、今回導入したものでございますけれども、イメージとしてはよく会議で使っているプロジェクター、それをイメージしていただければと思います。プロジェクターで映し出された画面、その画面上で専用スクリーンではありませんけれども、操作ができる、書き込みもできるし、消したりいろいろなことができるということで、そのスクリーンにつきましては、既存のホワイトボードでもできますし、学校の壁、かたくて白いものなら大丈夫です。画像の調整をすれば、既に各教室にある黒板でも使えると。専用スクリーンが必要ではないというものでございます。ですので、機械としてもスクリーンがない分、移動も簡単だし、経費的にも安くなったという状況で、今回また補正をお願いすることになったところでございます。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) わかりました。 どの教室も黒板さえあれば、多少の加工でできるということなんですけれども、そうすると、今後ですけれども、増大して、また評判がよくて、子供たちの児童生徒の成績向上につながるということが判断された場合には、極端な話ですけれども、全教室に配備というところまでは可能性としてはあるんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 忍足教育委員会次長。 ◎教育委員会次長(忍足俊之) 電子黒板につきましては、当初予算で各中学校1台ということで当初考えておりました。それは予算計上の面で、各学校からは当然要望もございました。経費が安価で進みましたので、合計9台を当初予算の範囲内で導入させていただいたところでございます。今回も全小学校にも配置したいということで、計14台の補正をお願いしております。今後、機能的には非常に利用価値も高いと、こういうふうには認識しております。各学校の活用の状況、また要望等意見も考慮した中で、検討していきたいと考えております。 ○議長(本橋亮一) 森 正一議員。 ◆3番(森正一) 学校によって規模が違いますので、二、三台あれば恐らくほぼ全学年あるいは複式学級もありますけれども、わたるところもあれば、例えば十数台、なければ同じぐらいの頻度使えるようにならない学校もありますので、まずはせめてその辺の差がないように進めていっていただければなと思います。 以上で終わります。 ○議長(本橋亮一) 以上で3番森 正一議員の質疑を終わります。 次、10番本多成年議員。御登壇願います。         (10番議員本多成年登壇) ◆10番(本多成年) よろしくお願いいたします。何点か質問させていただきます。 議案第60号、一般会計補正予算(第3号)についてでございますけれども、まず大きな1点目、説明資料19ページ、4款衛生費、1項保健衛生費、1目保健衛生総務費、コミュニティ医療推進活動支援補助金9,572万円についてお伺いをさせていただきます。小さな1といたしまして、(仮称)安房医療福祉専門学校整備に関する補助金ということでありますが、この学校に対する安房他市の補助の状況はどうなっているかお聞きいたします。 2番目、コミュニティ医療推進基金をふるさと納税寄附金を原資として設けた理由、これはどこにあるか御説明をいただきます。 大きな2番目、説明資料の20ページ、8款土木費、4項港湾費、1目みなと振興費、不動産鑑定委託料についてお伺いいたします。今同様の質問がございましたけれども、補足のこともございますので、一応お聞きをさせていただきます。商業施設棟整備後、新たな駐車場購入に向けた不動産鑑定料でございますが、旧安房水産高等学校といいますが、どの部分になっておりますでしょうか、お答えをいただきます。 大きな3番目、説明資料の22ページ、10款教育費、5項社会教育費、4目文化振興費、小谷家住宅保存活用支援基金積立金についてお伺いをいたします。現在の総積み立て額、これはどのくらいになっておるのでしょうか。また、保存に向けた工程表はどうなっているかお願いいたします。 お答えによりまして再質問させていただきます。お願いいたします。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 本多成年議員の質問にお答えいたします。 具体的な御質問にお答えする前に、まずコミュニティ医療推進事業について少々御説明をさせていただきます。これについては、先ほど森議員にも御質問いただいているところですが、そもそもこのコミュニティ医療推進事業という言葉は、まだどこの地域でも使われておらず、いわば館山市の独自のキャッチフレーズです。この事業の目指すところですが、現在の日本は世界に類を見ない高齢化社会を迎えております。そして、日本各地で医療資源の不足、独居高齢者への対応など、実にさまざまな問題が高齢化社会の課題として噴出しています。当安房地域は、日本の中でも特に高齢化が進んでいる地域であり、いわば世界の先進地としてこれらの課題にいかに対応するか、地域の力が試されていると言っても過言ではありません。 また、さらに高齢化が進むことにより、現在の課題だけではなく、新たな課題も出てくるものと予想されます。そして、これらの課題に対しては、これまでのように医療機関だけの問題であるとか、行政の問題であるとか個別に捉えて解決しようとしても、それには限界があると考えるに至りました。これらの課題に立ち向かうためには、医療や介護、福祉にかかわる全ての関係者、行政、そして何より市民の皆様が、この課題解決に主体的に参加するといったことが重要であると考えます。まさに共同体としてのコミュニティという概念で、さまざまな課題に立ち向かおうというのがこのコミュニティ医療推進事業です。 具体的には8つの柱として、地域連携や医療資源の充実、疾病予防の新たな可能性、在宅医療などを定めたところです。今後はこれらの柱をさらに具体化させるために、医療、福祉などの関係者、住民の皆様とともに考え、ともに実践してまいります。 それでは、議案第60号に関する第1点目、コミュニティ医療推進活動支援補助金に関する安房の他市町の状況についてですが、(仮称)安房医療福祉専門学校の整備に対する補助額は、館山市を除く2市1町で合計2,000万円です。補助額は鴨川市821万5,000円、南房総市973万1,000円、鋸南町205万4,000円であり、平成25年4月1日現在の人口割により算出し、それぞれ12月定例会に提出する補正予算に計上していると伺っています。 次に、コミュニティ医療推進基金をふるさと納税寄附金を原資として設けた理由についてですが、現在館山市のコミュニティ医療推進事業については、健康増進を取り巻く変化の著しい環境に対応するため、地域や安房医師会などの関係機関と連携し、推進していこうとする取り組みをしているところであり、主に近隣市町など他の地域も含め、連携を深めていこうとするものです。具体的には健康や医療の情報を共有し、医療関係者の人材確保も含めた医療資源の充実を図りながら、疾病予防等、新たな可能性を探ろうとするものや、高齢化社会に対応するための体制構築などが挙げられ、これらを一体的に捉え、人生の質を向上させるための総合的なまちづくりを目指すこととしています。この財源確保の方法として、コミュニティ医療推進事業を官民、地域と連携し、一体的に推進していくため、現在注目されつつある寄附市場に着目し、コミュニティ医療推進基金を設置させていただきました。今後は寄附の運用状況の開示や寄附者への報告などにより透明性の確保を図り、さらなる寄附市場の開拓も視野に入れ、取り組んでいきたいと考えています。 次に、第2点目、不動産鑑定委託料についてですが、森議員にお答えしたように、購入に向けた不動産鑑定を行う場所は新井海岸と道路を挟んだ反対側です。旧安房水産高等学校において、テニスコートとして使用されていた約2,800平方メートルの土地を予定しています。 第3点目は、教育長から答弁いたします。 ○議長(本橋亮一) 出山教育長。         (教育長出山裕之登壇) ◎教育長(出山裕之) 議案第60号に関する第3点目、小谷家住宅保存活用支援基金積立金についてですが、著名な画家の先生方が発起人となった全国組織であるNPO法人青木繁「海の幸」会を中心とした文化財保存運動の結果、このたびの積み立てにより、総積み立て額は875万9,504円になります。 また、保存に向けた工程ですが、小谷家住宅の所有者である小谷家当主、NPO法人青木繁「海の幸」会、地元の保存会である青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会が定期的に協議の場を設け、検討を進めています。教育委員会もその会議に出席しています。その中で、修理は館山市指定有形文化財、小谷家住宅の所有者である小谷家当主が事業者となり、平成26年度及び平成27年度の2カ年で実施し、平成28年春に記念館として公開する予定であると伺っています。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) それでは、何点か質問をさせていただきます。 私が再質問で最初にコミュニティ医療の概念と理念なりをお答えいただこうかと思ったんですが、私の質問の前に市長からの説明がございましたので、十分理解をさせていただきました。今回のこの事業が寄附金ができた背景、これは寄附市場の拡大と広報が功を奏した結果だというふうに捉えておるわけなんですが、ただやはりまだまだこの認識がどこまで皆さんに御承知していただいているのかということもございます。これ皆さんからいただいた資料でございます。寄附のお願いということで、今回これはことしつくられたものですよね。コミュニティ医療推進事業ということでの寄附へのお願いということでございますけれども、今こちら、置いてある施設等というのはどういうところに置いてあるんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 寄附についてそういう具体的な内容を示したパンフレットの配置場所ですけれども、館山市役所の玄関とか、あとコミュニティセンターや地区公民館などの市の施設、それから安房医師会などの関係機関にも配布して周知に努めたところでございます。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) この原資として寄附された方々、これに何か傾向というのはございますか。 ○議長(本橋亮一) 西川健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(西川隆) 傾向を見ますと、やはり地域全体で取り組むとすべきコミュニティ医療にということですので、やっぱり医療関係者からの寄附がございますけれども、一般の方からこの趣旨に賛同していただいて、寄附の申し込みがあった事例もございます。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) この事業が今後多くなっていただきたいと、多くの方にぜひこれに参加していただいて、医療費がかかるという現状の中での今後のやっぱり拡大ということはぜひやっていかなくちゃいけないのかなと。その中では、ホームページにもございますし、特に館山から離れた方々、こういう方々にもこの地域医療についてのことはぜひ広報をしっかりやっていただくということのお願いをして、次の質問に移ります。 不動産鑑定委託料ということで、先ほど森議員のほうから質問ございました。もう購買ありきというふうな先ほど質問だったように思うんですが、基本的にはこれからだと思うんですけれども、実際どうなんでしょう、館山市でここに関しては駐車場として利用できると、県のほうは先積もりといいますか、来年度に向けてはそういう話し合いはもう進められるというふうな考え方でよろしいんでしょうか。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) 今議員がおっしゃったとおりです。ここに計上するというのは、その可能性がかなり煮詰まってきたので、ここまでに至るまでが長い道のりがございまして、それで何とかその形が整ってきたので、ここでやっと計上できると。こういうのはタイミングというのがありますので、それで不動産鑑定をして、次にステップ切れるという段階になりましたので、計上させていただきました。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) 私は、常日ごろといいますか、前々からこれだけのスペースで大丈夫なのですかと、こういった質問を繰り返しさせていただいた中の一人でございますんで、今回こういう形で新たな駐車場用地が確保できるということは利用者にとっても利便性が高くなるということでの大変喜んでいる一人ではございますけれども、部分的に見ますと、まだあそこの用地の一部というふうに受け取れるような感じもするんですが、今後の用地取得といったところの話は県とは多少お話をしていらっしゃるんですか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 今度の、今回の補正予算に計上させていただいた土地以外のところは、現在のところ全く考えておりませんし、先方のほうとはそういうお話などもしてございません。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) 実際にもし敷地を提供していただいて、一番いいのは来年7月に商業施設棟が完成すると。これに間に合うように、ぜひ駐車場の整備をというふうに思っていた人なんですが、実際には工程表に沿うような形で今どうなんでしょう、工程のほうは考えていらっしゃいますか。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 不動産鑑定を行った後のスケジュールのことでございますけれども、一日でも早く駐車場として供用できるように努めていきたいと、協議を進めていきたいと思っております。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) 今部長が答弁したとおりなんですけれども、その前に問題なのは、商業棟を工事するに当たって、かなりの部分が、駐車場のスペースが潰れるんです。そういうものを含めてどうしていくかという中で、とにかく早く何とか全部完全じゃなくても供用できる範囲で供用していきたいというのを含めて今検討しております。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) もう一点だけ、じゃ確認というか、しますけれども、このまま不動産鑑定いって金額が決まったといったときに、来年の本予算ではまた遅くなってしまうと。工事をやらなきゃ駐車場としては使えないわけですから、そういったことを考えると、年明けあたり、補正とかというものは市長、考えていらっしゃる。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) これは年明けの補正というのはちょっと考えておりません。とりあえず、まず不動産鑑定をして、県との交渉がございますので、交渉をどうまとめ上げて、そしてできたら今これから予算査定の段階でございますけれども、当初予算に計上して、それで議員の皆様の御理解を願いたいということで進んでおります。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) 先ほど何とか7月の商業施設棟の前にできれば供用も含めて検討したいというお話だったと思いますので、それが本予算での計上ということで間に合うのかどうかという、実際に今度は工事をする方々の意向もあるかと思いますので、その辺のところは逆に言えば十分私は柔軟な姿勢を持った上で、ひとつ運営を、また予定を考えていただきたいというふうに思います。それでは、駐車場については、以上で実際の運営上のことは、来年度詳しい話をまたぜひ聞かせていただきたいというふうに思います。 それでは、3番目、小谷家住宅の件で終わりにしたいと思いますが、総積み立て額が875万、これが実際に保存に向けて、一般公開に向けて総額で幾らになれば足りるのかといったところもあるかと思うんですけれども、それは保存会さんとか一般の方々に寄附を募って、実際に来年度、再来年度に向けたまた寄附についてお願いに上がるということなんでしょうけれども、市として、今後できる側面的なものも含めて、実行的なものも含めて、この保存に向けた取り組みについて、市としてはどのようなあと補助ができるのか、その辺については、どう考えていらっしゃるんでしょう。 ○議長(本橋亮一) 忍足教育委員会次長。 ◎教育委員会次長(忍足俊之) 小谷家住宅の保存活用に関しまして、市の支援についてお話をさせていただきます。 これまでも具体的にはNPO法人青木繁「海の幸」会が主催いたしますオマージュ展について、昨年は館山展、渚の博物館で開催をしていただきました。これまで4回開催をされておりますが、第1回目、オープニングセレモニーには市長も出席、第3回のオマージュ展には教育長も出席して、その活動を側面から支援をしております。また、地元の青木繁《海の幸》誕生の家と記念碑を保存する会、こちらが文化庁の補助事業を活用しまして、平成23年度から継続して取り組む文化遺産を生かした地域活性化事業を支援するなども行っております。今後もオマージュ展の開催について引き続き支援するほか、会議においての協議の中でいろいろな情報も仕入れて、市として情報提供をしたり、その中に加わって支援をしていきたいと考えております。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) これがふるさと納税に関する資料というか、お願いの案内になるかと思うんですけれども、そういったときにはこういった資料もぜひ置いていただいて、寄附をその場所でお願いをするとか、一般の方々にもそういった御案内をできるようなことをぜひやっていただきたいなというふうにも思っております。 あと今回小谷家住宅の保護というのは、ふるさと納税の中では1つ、1項目として挙げられておる事業なんです。私も以前に館山市の文化財の保護についての助成、これについての質問をさせていただいたことがございます。八幡祭礼に関する文化財の保護のために消火設備を補助する制度がないのかとか、そういった質問をした経緯がございますけれども、そのときの答弁には、観光振興に貢献をしているといったことが今後の検討に値するようなお話もあったように私承っております。今していただく事業として、今回コミュニティ医療推進に関する事業を含めて15、これお願いをしてあるわけなんです。最後のところに事業指定なしという項目がありますけれども、私はふるさと納税の基金の指定の中で、ぜひ祭り文化の保護継承と、こういったものをつけ加えていただくようなことはできないのか。 今館山の中では、彫刻を皆さんに御披露したりですとか、祭りの保存、または展開をやりたいといったNPOの方々もいらっしゃいます。こういった方々にぜひお声かけですとか、それから広報していただくことによって、祭り文化の継承、これは私は館山にとって、非常にやっぱりこれからの経済、それから観光振興、これには大きな寄与をしていく原資だというふうに思っていますので、ふるさと納税の中にぜひ祭り文化の保護継承といったことをやっていただけないかというふうなことを提案をしたいのですけれども、どうでしょうか、その辺については。 ○議長(本橋亮一) 金丸市長。 ◎市長(金丸謙一) 実際祭り、祭礼の文化、結構各地の地域で活性化の本当に一つの大きな柱になっています。祭礼から中心になってコミュニティをつくっているところもございます。いろんな形で、私は個人的に祭りが好きだからというわけじゃないんですが、非常に祭礼というのは大事だなと思っておりますんで、祭り文化の継承ですか、そういうものも含めてちょっと検討させていただきたいと思います。 ○議長(本橋亮一) 本多成年議員。 ◆10番(本多成年) 15の指定した事業、これそれぞれを見てみますと、個別に非常に限定された内容のものもありますし、逆にとってみれば非常に幅が広くて、どう解釈したらいいのかなというふうな事業もあります。今回の私の質問も観光振興に関する事業なのか、文化の振興に関する事業なのかというふうなことで捉えられれば捉えられるんですけれども、逆に言えば絞った形での提案、また事業をすれば、それに関心を持った人は逆に言えば、そこに寄附行為が集中するだろうと、こういったことも予想されるわけで、今回小谷家住宅ですとかコミュニティ医療というふうなことも、これはある程度絞った形での、逆に言えば、そういったことで皆さんから問い合わせがあって、つくった事業というふうな捉え方もできるかとは思うんですけれども、逆にこれから少子高齢化を含めて文化財を保護していくということが、やはりなかなか非常に難しくなっていくということも含めて、提案についてはぜひ御検討いただければということで私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(本橋亮一) 以上で10番本多成年議員の質疑を終わります。 以上で通告者による質疑を終わりますが、通告をしない議員で御質疑ありませんか。 18番鈴木順子議員。御登壇願います。         (18番議員鈴木順子登壇) ◆18番(鈴木順子) 通告をしてありませんが、お伺いをしたいことがあります。 議案の第60号、一般会計補正予算でありますが、説明資料の20ページであります。今まさに何人かの方から出されていた土木費の関係、渚の駅たてやまに関係する駐車場の関係についてなんですが、先ほどの御答弁の中で、非常に気になったことがありました。それは、まず120台分の駐車スペースということをおっしゃっていましたね。それと、またバスの駐車ということにも言及していました。そういった中で、私もゆっくりとあの場所を毎日見ているわけではありませんが、よく通行する場所ですから、大体は想像できるんですけれども、あの土地に関して非常に道路との高低差というのがあるんじゃないかなというふうに思うんです。もしそうなったときに、私も恐らくここにいる年配の議員たちも苦い思い出としてあるんじゃないかというのが赤山地下壕の駐車場の問題、あそこも結構高低差があって、駐車スペース整備したら、バスの底がついてしまって大変な思いをしたというケースがありました。この辺のことについて、これを十分認識した上での御答弁だったのかお伺いしたいと思いますが。 ○議長(本橋亮一) 上野経済観光部長。 ◎経済観光部長(上野学) 確かに構造上の問題、どういう整備をしていかなければいけないのかということはこれからでございますので、今議員御心配になる点も含めて検討していきたいなと思っております。 ○議長(本橋亮一) 鈴木順子議員。 ◆18番(鈴木順子) まだその辺について、これから不動産鑑定ということで入るわけですから、しっかりとしたものがあるわけではないというふうに私は思ったんです。そういった中で、やっぱり時間的、日程的にも余裕がないわけですから、今この辺をきちんとしておかないと、後々また同じことが起こっては困るなというふうに思いました。そういった中で、やはりきちんと研究しておったわけではない中での発言というのは、ちょっと気をつけていただいたほうがいいのかなというふうに認識いたしましたので、伺いました。これから調査をちゃんとしていくということのようですので、その辺はしっかりと取り組みをお願いをいたしたいというふうに意見を申し上げておきたいというふうに思います。ありがとうございました。 以上です。 ○議長(本橋亮一) 以上で18番鈴木順子議員の質疑を終わります。 他に通告をしない議員で御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。 △委員会付託 ○議長(本橋亮一) ただいま議題となっております議案第60号乃至議案第64号の各議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。 △議案の上程 ○議長(本橋亮一) 日程第3、議案第65号及び議案第66号の両議案を一括して議題といたします。 △提案理由の説明 ○議長(本橋亮一) 議案の説明を求めます。 金丸市長。         (市長金丸謙一登壇) ◎市長(金丸謙一) 議案第65号及び議案第66号について提案理由を説明します。 議案第65号館山市職員給与条例の一部を改正する条例の制定についてですが、本年10月18日の千葉県人事委員会の勧告に準じ、館山市職員の給与改定を実施しようとするものです。給料表については、初任給を中心に若年層に限定して平均0.08%の引き上げを行おうとするものです。 次に、議案第66号平成25年度館山市一般会計補正予算(第4号)ですが、歳入歳出予算の補正として歳入歳出それぞれ561万7,000円を増額し、総額177億3,563万2,000円としようとするものです。 歳出の主な内容としては、総務費では平成24年1月11日の住民監査請求の結果を不服として提起された住民訴訟である用途廃止無効確認等請求事件の勝訴確定に伴う訴訟代理人弁護士への報酬で105万円の増額をお願いし、あわせて各款における給与改定並びに本年10月の台風26号及び台風27号接近により開設された避難所の職員配備のために要した時間外勤務手当を含めた人件費の補正をお願いしようとするものです。 また、歳入として繰入金を増額しようとするものです。 以上、よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(本橋亮一) 説明は終わりました。 △質疑応答 ○議長(本橋亮一) これより質疑を行います。 御質疑ありませんか。  御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。 △委員会付託
    ○議長(本橋亮一) ただいま議題となっております両議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。 △議長の報告 ○議長(本橋亮一) この際、申し上げます。 11月22日の正午までに受理した陳情書は、お手元に配付の陳情送付表のとおり所管の委員会に送付いたしましたので、御報告いたします。 △散会午前11時50分 ○議長(本橋亮一) 以上で本日の日程は終了いたしました。 明10日から15日までは委員会審査等のため休会、次会は16日午前10時開会とし、その議事は、議案第58号乃至議案第66号にかかわる各委員会における審査の経過及び結果の報告、質疑、討論、採決といたします。 この際、申し上げます。各議案に対する討論通告の締め切りは16日午前9時でありますので、申し添えます。 本日は、これをもって散会といたします。 ◎本日の会議に付した事件1 議案第58号及び議案第59号1 議案第60号乃至議案第64号1 議案第65号及び議案第66号...